虎だ!虎だ!

おまえは虎になるのだ!





このお馴染みのフレーズ憶えてますか?


 タイガーマスクのオープニング主題歌です。
https://youtu.be/OdJVSFh6008
(映像お借りしました)


タイガーマスクは原作:梶原一騎氏、画:辻なおき氏によるプロレスアニメです。

昭和43年(1968年)、講談社の《 月刊ぼくら 》にて連載開始。

昭和44年(1969年)10月よりテレビアニメ化!

やっと3才になったばかりの私もテレビにかぶりついてタイガーマスクを観ていました。
私の両親はそんな私に、発売されたばかりのタイガーマスク人形を買ってくれました。
実家のアルバムにはタイガーマスクと悪役レスラーに囲まれてニッコニコ顔の私の写真があります(笑)

とま~私の事は置いといて、、
タイガーマスク人形についてお話しします。
昭和44年から始まったタイガーマスクのテレビアニメは、たちまち爆発的なブームとなります。
この当時の時代背景というと、プロレス中継がゴールデンタイムで放送され、
アントニオ猪木さん(26才)とジャイアント馬場さん(31才)が BI砲という最強タックを組んでいた頃。
プロレス黄金期に突入するチョイ前になります。


そして、、この当時は仮面ライダーのテレビ放送開始2年前。
まだコレと言ったヒーローがいなかった時期だったのです。
そんな時代背景も手伝ってタイガーマスク人形は売れに売れ生産が追い付かないほどだったそうです。

タイガーマスク人形の販売元であった中嶋製作所の繁忙ぶりを示す貴重な実話があります。

当時はタイガーマスクのソフトビニールを製造する工場は数件あり、
其々が異なるレスラーの金型をもっていたという。
工場では、8~17時、17~0時という2シフトで製造し続けたが、それでも注文に間に合わなかった。
その後に、彩色作業や組立作業も残っている。
出来上がると、袋に入れてカートンに詰めてから小僧が蔵前まで朝5時に着くように車で運んだ。

朝5時には蔵前の問屋筋も小僧が荷受けを待っていて、その日のうちにデパートへ納品する毎日だった。
メーカーの倉庫に入れず工場から直に問屋に持っていかないと間に合わなく、
蔵前では朝来た荷物をその日のうちにデパートに納品する毎日だったそうだ。
とにかく物凄く売れたらしい。

以上、ネット記事からの引用でした。

当時はヒーローが乱立する前の時期であったため、
タイガーマスクに人気が集中し、その版権元であった中嶋製作所が大儲けしたという話です。。
当時のタイガーマスク、悪役レスラーに刻印されているロゴマークのは、
中嶋製作所のロゴマークで、由来は創業時に江戸川区亀戸にあったからだそうです。

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 亀マークにNがロゴとなっています。Nは中嶋のNですよ~。


そして今回のラインナップ
 中嶋製作所製:タイガーマスク シリーズ全24体です。
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私が3才の頃遊んでいたオモチャが約50年振りに戻ってきました~ ♪
50年前はこんな未来を想像してなかったですよ~。← アタリマエ

大きさはタイガーマスクが26㎝、悪役レスラーは30㎝を越えるものもあります。
今回紹介するのは昭和44年~45年に製造された完全オリジナルです。
っていうか、こちらは押入れ発掘なので復刻版がある筈ないので~す ♪
落書きやキズ、ぶつけて遊んだとみられる色移りは結構あったのでピカールで削り取りました(笑)

でも残念ながら押入れ発掘では、、
全24体中3体の欠員があったため、その3体は私自身がメルカリで入手しています。

現在は悪役レスラーもメディカムトイにて復刻されているので当時モノとの見極めが難しい。
メディカムトイ製の復刻版は、中嶋製作所で使っていた当時の金型を使っているため形状が一緒なのです。。
こんな時はネームでも書き込んであった方が当時モノと判断できます。
復刻版の悪役レスラーを買うのは絶対大人なので、ネームを書くハズないから。。
そんなこんなで、多少手こずりましたがナンとかコンプしました~♪

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 ここに有るものは全て50年前の当時モノであると断言しま~す




では、まず主人公から

伊達直人(タイガーマスク)
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両方とも当時モノ、左が初期、右が後期。

※ 後期も初期同様、50年前のものです。
違いはマスクの色と手の形状とパンツの虎ガラです。

 因みにコチラが復刻版。(画像お借りしました)
img_0[1]
当時の金型を使用しているため形状は一緒なので彩色だけで見分けます。
復刻版はパンツの柄が細くてハッキリしているなのでスグわかります。




ミスターX 
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タッ・タラッ・タッ・タッ・タァ~ hqdefault
しっかしコイツ悪いやっちゃで~(ざこば師匠風)← ワカリズライ

〔虎の穴〕の鉄の掟を破ったタイガーマスクを抹殺するため、次々と刺客となる
悪役レスラーを送り込んでたのはコイツでっせ~。。

ソフビ人形では、これでもチョットいい人風になってますが、、
子供の頃に観ていたテレビ版ではムラサキ顔で恐ろしかったんですよ~

テレビ版のミスターⅩがこちら  ドコからどう見ても悪人(笑)
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さぁ~ではここから~、
ミスターⅩが送り込んだ悪役レスラーの紹介でーす!

片っ端から一気にいっきまーす


◆ ジキルアンドハイド
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 《 ジキル博士とハイド氏 》 そのままにクリーンファイターから一変、
凶暴な反則魔に豹変するという二重人格レスラー。


◆ ミスタークエッション
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 タイガージェットシンばりのターバンはインド出身の証しです。
その正体はかつて〔インドの太陽〕と呼ばれた英雄グレート・ズマ。
間違っても、、オバケのQ太郎ではありません。。ニテルケド(爆)


◆ ゴリラマン
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 ゴリラマンは、今回のソフビでは一番小さいサイズなのですが、
アニメではタイガーマスクの3倍以上の巨大ゴリラ男として描かれていました。
来日する時も巨大すぎて飛行機に乗れず檻に入れられ貨物船に乗ってきました。


 背くらべ
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 グレートゼブラはアニメ通り大きく作ったのにゴリラマンは何故にこんな小さくしたのでしょう??



◆ ザ・スカルスター
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 スカルスターの正体は、伊達直人と虎の穴の同期生だったロッキー。
過去には危機を救われたこともあったため、伊達直人抹殺の指示を拒否します。
そのことでミスターⅩの逆鱗に触れ処刑されてしまいます。

ミスターⅩはホント悪いヤツなんです。。


◆ 囚人魔
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 〔ザ・コンビクト〕という実在のレスラーをモデルにしています。
1960年~70年代にかけて囚人服をコスチュームにしていたレスラーでした。
〔 囚人魔 〕はこの〔ザ・コンビクト〕をモチーフにつくられ《 刑務所から脱獄してきた死刑囚 》
というふれこみのキャラでした。



◆ エジプト ミイラ
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 エジプトミイラは、包帯に仕込んだ胡椒や眠り薬で相手を翻弄する姑息なヤツなのです
その正体は〔虎の穴〕の反則専門の助監督でした。



◆ ミスターノー
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 キモいけどアーップ!
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 ミスターノーはスッゴクきもかったので私よ~く憶えていますよ~。
のっぺらぼうの頭に鉄の玉を仕込んでいたんです。
でも実際はどうなの?逆にハンデになってしまいそう!?
それにしてもホント不気味だわ~ 目も鼻も口も無くて白くて。。(≧д≦)
そう、深海生物的な気味悪さを感じます。


◆ ザ・ブラック パイソン
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 額に乗っているのはニシキヘビ(パイソン)です。
実は発売当初はこのヘビの部分、金色に塗装されていたようなのですが、、
50年の歳月で完全に剥がれてしまいました。
他の色はほとんど残っているのに、当時の金色は劣化しやすいのでしょうか??


◆ グレート ゼブラ
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 グレートゼブラの正体はジャイアント馬場です。
タイガーマスクを助けるため覆面を被って《覆面ワールドリーグ戦》に潜り込んだのです。
この当時のジャイアント馬場さんの人気はもの凄かったんですよね~♪
実際のプロレスでもリングに上がる時、スゴイ歓声があったりして。
まさに国民的スターだったんですよね~。


◆ ミスターシャドー
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 スカルスターの黒子として登場し、スカルの対戦中にタイガーマスクの足を押さえる?
などの地味な活躍しかしていません。
このソフビは当時の子供でもあまり欲しがった子はいなかったと思われます
虎の穴最強の悪役スター〔ミラクル3〕に似てるので間違って買ってしまって、、
白マジックで《 3 》と書いた子はいたかも。。(笑)

 左:ミスターシャドー、右:ミラクル3 ・・・しかしソックリ、金型いっしょかも。。(笑)
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・・・ただ不人気ゆえに出回っていないため、、
現在ではミスターシャドーの当時モノを探すのはメッチャ大変なので~す


◆ ザ・ゴールデンマスク
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 これまた印象深く憶えている悪者レスラーです。
特殊ガラスで作られたアルカイックスマイルの仮面を着用しています。
その仮面が発する強烈な光で相手の目を眩ませ、相手が怯んだ隙に攻撃するのです。
また、その牙はリングロープも噛み切る強力な武器でした。

今見ると〔ニコニコレモンちゃん〕的な愛好ある感じにも見えますが。。



◆ ライオンマン
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 怪力自慢ライオンマンの登場です。
な、なんと~ 大人20人相手の綱引きでも勝ってしまうほどの怪力が武器。ドンダケ~
その怪力に苦戦を強いられるも、タイガーマスクのコブラツイストで敗退しました。



◆ かみかぜ
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 神風は〔虎の穴〕出身のレスラーではなく、元々は空手技を得意とする正統派レスラー。
恐ろしい覆面レスラーと違って親しみやすい感じなのですが、、残念ながらあまり強くなかった~



◆ バイキング キッド
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 海賊をモチーフとしたバイキングキッド。
得意である海の上にて〔洋上デスマッチ〕で対戦するも、タイガーに海水をしこたま飲まされた後、
その太鼓腹にニードロップをくらい、鯨のように水を吐き出す水芸を見せてくれました(笑)


◆ ゴルゴタクロス
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 キリストを処刑したゴルゴダの十字架のように『 全ての正統派レスラーを処刑する』と豪語する。
リング上に無数の釘を備えた十字架を備え付け、リングを鉄条網で囲った
〔鉄条網デスマッチ〕でタイガーと対戦しました。


◆ ザ・レッド デスマスク
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口紅塗ってる!?ちょいキモおじさん(笑)

その実態は、『 赤き死の仮面 』と呼ばれ残虐ファイトに徹したマジヤバな悪役レスラーなのです。
名だたる悪役レスラーでも彼の前ではすくみ上る程怖かった。。マジコワ


◆ キングサタン
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 タイガーマスクに出てきた悪役レスラーの中でもメッチャ弱いレスラーさん。。
キングサタン。。完全に名前負けです(笑)
キングでもなければ、サタンでもない。。でもよく見るとチョットかわいいかも。。(爆)


◆ ドラキュラ
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 全身が剛毛に覆われ、ざんばら髪で狂人面。
全身の剛毛は、実は麻酔薬を仕込んだ注射針になっていて、
対戦相手を痺れさせたあと血を吸う。。。まんま吸血鬼やん(笑)


◆ ザ・ピラニアン
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 タイガーマスクとプールデスマッチで対戦しました。
プールにピラニアを放しタイガーを襲わせるも、結局最後は自らがピラニアの餌食となってしまった。。
おっちょこちょいなピラニアンさん(笑)


◆ ユニバーサルマスク
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 こちらは実在する【ミル・マスカラス】のような空中戦を得意とするレスラー。
〔 金網デスマッチ〕でタイガーと対戦し、ロープと金網を利用した空中戦でタイガーを苦しめます。
対戦中にタイガーの頭上に乗り覆面を剥がそうとした悪いヤツなのです



◆ デビルスパイダー
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 その名の通り〔 悪魔の蜘蛛 〕。
《スパイダー・ネスト・デスマッチ》という地上数十メートルのところにロープを張り、
蜘蛛の巣状のリングで戦うのですが、、
タイガーを地面に落とし、数十メートルの高さからのニードロップでとどめを刺しに行き、
あっさりカワされて~、自爆して負けるというアホな奴なんです(笑)


◆ ミラクル スリー
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 悪役レスラーの中でも文句なしに最強で〔虎の穴〕の最終兵器。
ミラクル3は〔パワー・技・反則〕の3つが奇跡のように優れているレスラーです。
そして、、その正体は虎の穴のボス《 タイガー・ザ・グレート》だったのです。

タイガーマスクとの対戦では、
1本目・・クリーンファイトで勝負してきたミラクル3に歯が立たないまま敗れます。
2本目・・偶然に編み出した新必殺技タイガーVで勝利。

そして~、、
覆面を剥がされ正体を明かされてしまった伊達直人の逆襲が恐怖映画並みに怖かった~。。
ホント凄まじい反則攻撃で。。この場面、本当にテレビでやっていいのか?と言う程凄くて。。
現在では放送禁止となること間違いないと思います。。

ちびっこハウスの子供たちに素顔を晒してしまった以上もう顔向け出来ないと、、
伊達直人は自分を貫き、潔くひとりで去っていくのです。。
最終的に《 タイガー・ザ・グレート》は死亡。
〔虎の穴〕は完全崩壊し最終回となりました。。

 タイガーマスク最終回(最初の10分間はかなり過激な映像です)
https://youtu.be/sUdwxo050DY
(映像お借りしました)


今回紹介したタイガーマスク シリーズはこのカタログに全て載っています。
 高画質スキャンしています。
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カタログを見るとタイガーマスク、ミスターⅩ、グレートゼブラの3体が480円、
残りの悪者レスラーは全部380円だったようです。

因みに、、カタログ中央のリングマットは持っていません。
どなたか余分に持ってる方居りましたらお願いしま~す(笑)



では、まとめま~す。
タイガーマスクのテレビ放送は昭和44年~46年までの当時としては長寿番組でした。
長寿番組となった一番の理由、それが売れまくった今回のソフビの存在です。
このソフビが記録的なロングセールスであったため番組を打ちきれなかったそうです。
現在でも根強いファンを持っているようです。
ヤフオクにて《タイガーマスク 中嶋製作所》で検索すると今でも高額取引が続いています。

ただ人気の理由はそれだけではありません。
タイガーマスクはただのスポ根ではなかったんです。
主人公:伊達直人の細やかな気持ちの描写が素晴らしく、
当時の子供たちに正しく生きることの大切さを痛いほど訴えてきました。

スポ根でありながら、揺れ動く気持ちのドラマ部分に重きを置きすぎているのです(笑)
そして、劇中に散りばめられたエピソードは放送当時に社会問題となっていた
ちびっこハウスの様な孤児施設の事、貧富の差、公害、戦争などに対して
人はどうやって生きればいいのか、どうやって生きていくのがカッコイイのかを
伊達直人を通して教えてくれていました。

次回予告ではヤバイ奴が毎回出てきて、次はタイガー大丈夫かな~?
と毎回心配しながら見てしまうという罪な一面もありましたが。。
原作と違った結末にしたのもテレビアニメ版の良かったところだと思います。
最後まで伊達直人の正義感を貫いてくれたところが本当にシビレます。

こんな硬派で、しかも民生委員が出てくるようなリアルなアニメなんて、
平成の世のどこにもありませんよ。。(平成のアニメ自体見た事ないけど)

この当時はまだ、日本人には心に戦争の爪痕が残っていた時代。
これから大人になる子供たちにテレビアニメを通して訴えていたんだと思います。
だから当時の親たちも、過激な描写があったタイガーマスクを見せてくれていた。

そして私たちは子供心に多くの事を学びました。
最初は悪役だった〔黄色い悪魔〕タイガーマスクが生まれ育った孤児院を訪れ、
コレではイケナイ、正義を教えると誓ってフェアプレイに徹するところ。
男は最後まで潔くなければいけないという事。
反則技も立派な戦略のひとつであるという事。
こんなに色々な事を教えてくれた子供向けテレビ番組は、
この【タイガーマスク】の他には【がんばれロボコン】くらいでした(笑)

【タイガーマスク】は正しく生きる尊さを教えてくれた社会派ドラマです


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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